十勝の大地を守る有機畑作農家・泉吉広さん一家

 本誌の熱心な読者である加藤しのぶさんは気になる方だ。ご主人と大学生の息子さんは札幌にお住まいで、娘さんは佐呂間町の牧場で働いている。加藤さんはいわば単身赴任で東京に住んでいる。仕事は8年間勤務する有機低農薬野菜宅配の大手の「らでぃっしゅぼーや」、担当する部署は取引先の生産者・メーカー有志によって組織された任意団体「Radixの会」の事務局である。この会は、環境保全型生産基準をクリアするための生産者の自主勉強会がきっかけで生まれた任意の団体で、農業だけでなく畜産、水産、加工食品、日用品などの非食品分野も含めて約300の生産者・メーカーが参加している。
 加藤さんは仕事柄、生産農家との交流が深いが、親子三代で有機農業一筋の帯広市のいずみ農園の泉吉広さんをぜひとも本誌で紹介してほしいという。2月初旬、泉さんに会うために雪のとかち帯広空港に降り立った。
(本誌・菅原)