「イイヅカ方式」で支える車いすテニス大会

 車いすテニスでの日本選手の活躍ぶりは知っていた。しかし、世界の四大大会(グランドスラム)に次ぐ格付けの飯塚国際車いすテニス大会(通称ジャパンオープン)が福岡県飯塚市で35年間も続いていることはうかつにも知らなかった。まして、延べ2000人以上のボランティアが支える市民手づくりの大会として、「イイヅカ方式」の名は海外にも知られていることなど思いも寄らなかった。東京オリンピック・パラリンピックの年だというのに、長年パラスポーツに貢献している地方都市があることを見過ごしたままでは相済まないと思い、当初から国際大会に携わって生きた前田恵理日本車いすテニス協会会長(64)を飯塚氏に訪ねた。
(ジャーナリスト 松本克夫)